マッチブックって実際どうなの?

Matchbookアプリレビュー

マッチブック(Matchbook)は株式会社ニジボックスが手がけるFacebook出会い系アプリ。って言っても、ピンと来る人って少ないと思いますが、このニジボックス、あの人材派遣大手、株式会社リクルートホールディングスの100%子会社なんです。

 

出会い系アプリの運営者で世の中に広く知られている企業は少ないだけに、この安心感は強み。更にリクルートと言えば、結婚情報サイト「ゼクシィ」も運営してますが、その恋愛ノウハウが生かされていたりするんでしょうか。

 

というわけで、マッチブックは本当に使えるサービスなのか、口コミ評判の調査と実際使った僕の感想を合わせ、本音でレビューします。特徴をより分かりやすくするため、恋活&婚活アプリの現王者「ペアーズ(Pairs)」と比較して、実力を探ります。

マッチブックの仕組みと特徴

マッチブックの基本的な仕組みはペアーズとほぼ一緒です。毎月30回分のいいね!がもらえ、お互いにいいね!し合えばマッチング成立。男性は有料会員になると、メッセージを無制限に送れます(※女性は無料)。

 

また、友達10人以上のFacebookアカウントを登録条件にして不正ユーザーの侵入を防止する、マッチブック内で検索してもFacebookの友達同士は表示されないシステムでプライバシーを保護するなどの仕組みもペアーズと同じですね。

 

マッチブックならではの売りは、東大、慶応大他、関東の大学のミス&ミスターが100人参加していること。後に触れるように、これは会員の質に影響を与えている気がします。

サクラ・業者・冷やかし事情

0=いない、1=ほぼいない、2=かなり少なめ、3=少なめ、4=やや多め、5=多め

サクラ

業者

冷やかし

0

2

2

リクルートの企業ブランドがバックにあるだけに、いたって健全な運営をしています。サクラを使っている節はないし、友達10人以上のFacebookアカウントを登録の必須条件にすることで、業者の侵入もガードしてます。

 

それでもネットワークビジネス業者などの登録を100%防ぐことはできませんが、監視体制もしっかりしているので安全に利用できますね。

 

サクラはゼロ、業者や冷やかしも少ない環境は、ペアーズと比べても遜色ナシ。素直に評価してよろしいかと。

マッチブックの機能評価

基本機能はペアーズをほぼ踏襲していますが、大きく違うのはマッチブックにはコミュニティ機能がないところ。

 

コミュニティは趣味や考え方など、共通点がある相手を見つけるための超お役立ち機能。コレがないのはちょっと痛いですね。今後の装備を激しく望みます。

 

また、現状では完全にペアーズの後追いアプリになっていて、オリジナルの機能がありません。せっかくのリクルートグループだけに、ゼクシィで蓄積したノウハウを生かすなど、差別化されたコンテンツがあると、利用価値も高まると思うんですが…。

マッチブック会員の特徴

マッチブックユーザーはペアーズより若い

ココがマッチブックの一番の個性だと思いますが、ペアーズより男性、女性ともに20代の層が厚い。特に20代前半のユーザーが多いのが特徴的です。

 

会員の平均年齢は公式でも公表していないので不明ですが、ペアーズと比較して、かなり低いはずです。やはり20代層が厚いメンタリストDaiGoさん監修の恋活アプリwithよりも、更に若い印象でしょうか。

 

これは冒頭で触れた「大学のミス&ミスター100人参加」というプロモーションの影響が強いんじゃないかなと。

 

ただし!マッチブックを使えばミス&ミスターと出会えるのかと言えば、かなーり期待薄です。って言うか、可能性は限りなくゼロに近いと思います…(^_^;)

 

そもそも彼氏だろうが、彼女だろうが、リアルでいくらでも見つかるはずのハイスペックなイケメン美女軍団が、出会い系アプリで本気で恋活するとは思えないし、実際検索しても、それらしきプロフィールの人物はヒットしません。

 

リクルートグループですから、嘘ではないのでしょうが、恐らくは一応登録しただけで実質活動してないのではないかと…。ちょっと釣りのような広告なので、僕的には正直あまり良い印象ではありません(^_^;)

 

また、ユーザー年齢層が低いだけに婚活というより、そこまで重くない恋人関係を望んでいるユーザーが多いと感じます。この点はwithとかぶっていますね。

 

もし結婚につながるような出会いが目的なら、30代も多いペアーズの方が断然向いているし、ガチな婚活なら、同じリクルートグループのゼクシィ縁結びが最適でしょう。

 

あとは会員数の少なさがマッチブック一番の弱点でしょうか。東京都などの人口が多いエリアでは使えますが、地方ではかなり厳しい…

 

例えば、僕が昔住んでいた栃木県でログイン1週間以内の女性を検索すると、マッチブックでヒットするのはわずか25人。もちろん、この25人の中に理想の相手がいてマッチングすればいいんですが、そうじゃないと、すぐに候補がいなくなってしまいます。

 

一方ペアーズは同条件で1,406人もの女性がいます。女性会員の確保こそ、マッチブックが早急に解決するべき一番の課題ではないでしょうか。現状では都会限定型のマッチングアプリになっていると思います。

マッチブックの料金評価

Matchbookの料金は定額制で、男性は登録無料。女性は完全無料。最も安いブラウザ版クレジットカード決済の料金は次の通りです。

 

■Matchbookの1ヶ月当たり料金

1ヶ月

3ヶ月

6ヶ月

12ヶ月

3,980円

3,660円

2,996円

2,415円

 

参考までに…

 

■ペアーズの1ヶ月当たり料金

1ヶ月

3ヶ月

6ヶ月

12ヶ月

3,980円

2,480円

1,880円

1,380円

■withの1ヶ月当たり料金

1ヶ月

3ヶ月

6ヶ月

12ヶ月

3,400円

2,600円

2,300円

1,800円

 

ペアーズと比較すると、1ヶ月プランは同額。でも、複数月契約のプランでは1ヶ月当たり1035円(12ヶ月プラン)〜1180円(3ヶ月プラン)も高い設定になっています。

 

また、ユーザー年齢層がかぶるwithと比較しても、全てのプランでマッチブックの方が高い。となると、ペアーズやwithを差し置いて使う理由は、正直あまりない気もします(^_^;)

 

特に先ほど書いたように、アクティブな会員がほとんどいない地方もあるわけで、そんな場所じゃ有料会員になっても意味ありません。課金するにしても、まずは無料会員で検索してみて、アクティブな会員数を確認してからが基本ですね。

僕の結論はコレだ!

まとめ

マッチブックはリクルートのネームバリューを背景に会員数を増やしているようですが、ぶっちゃけ、まだまだ物足りません。料金もペアーズアプリより高いだけに、特に田舎ではかなり厳しいというのが僕の率直な感想です。同じ20代の恋人探し目的なら、ウィズ(with)の方が使えるかも。

 

ただ、無料会員のままで検索できるし、いいね!もできるので、居住地が人口の多い地域の方は、登録して実際に活動してみるのも1つ。他の出会い系アプリには参加していない素敵な相手が見つかる可能性はありますからね。

 

というわけで、現状では穴場的なサービスにとどまっているというのが最終的な僕のマッチブック評価。今後の成長に期待したいところです。

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